Passage〜笑いとパイクへのオマージュ

津田宗明:『Passage〜笑いとパイクへのオマージュ』(2016)
M. Tsuda: “Passage—Homage to Paik and Comedians

 この作品の直接の契機はワタリウム美術館にて2016年に開催されたナムジュン・パイク(1932-2006)没後10年の展覧会に行ったことです。名前しか聞いたことのなかったパイクの作品の豊かな色彩や斬新なアイデアは私に強い印象を残しました。
 『Passage〜笑いとパイクへのオマージュ』はその時の印象を表わしたものです。真顔で芸時鑑賞するのではなく、作品のパフォーマンス的側面から社会に対してメッセージを発し続けたナムジュン・パイクの作品の持つエンターテイメント性へのオマージュです。