コンセプト

英会話ワークショップのコンセプト

 英語の中には読み書き(reading & writing)、会話(listening & speaking)、語彙(vocabulary)、文法(grammar)など幾つかの要素がありこれらは関連しています。しかしそれだけではありません。英語という言語体系の背後には日本とは異なる文化体系があり、文化の理解なくしてはどんなに正しい英語が出来たとしても相互理解つまりコミュニケーション(communication)は難しいのです。また逆に言うと文化的背景の理解が出来るだけでコミュニケーションの能力は飛躍的に向上します。ではどうすれば英語の背景にある文化を学べるのでしょうか?

語文化に浸ること

 答えは英語文化に浸ることだと思います。英語文化と一言で言ってもシェークスピアの劇、ホリウッド映画、CNNからラップミュージックまで様々なものがあり、一様に語ることは出来ません。しかし興味のある領域のものを原語つまり英語で覗いてみてください。きっと最初は歯が立たないでしょう。しかしどこかで「これが読めたらなあ」とか「これが理解できたら」と思う筈です。

 今日の日本の文化を形成しているものの実に多くは外来であり、そのうちアメリカやイギリスをはじめとする英語文化圏のものの占める割合はとても大きいです。音楽、文学、芸術、学問、スポーツ、ゲーム、メディア、ビジネスなど数え上げればきりがありません。これらの中から関心のあるものを掘り下げていけば「英語文化」との出会いがある筈です。

独学の限界

 読み書きにしても会話にしても、英語の学習は一朝一夕で成果を上げられるものではありません。何ヶ月、何年もかけて徐々に積み上げていくものだと思います。そして残念ながら、日本で特に英語に触れることのない環境での独学には限界があります。まず根気が続きませんし、やはりモチベーションを維持し続けるには、英語文化との直接的な関係性が必要と考えます。そのためにあるのがこの英会話ワークショップです。